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手術について

クリニックで診断結果が出た場合、入院を必要とする患者は入院受付まで手術前の各検査、CBC、肝機能、腎機能及びX線撮影などの検査手続きをし、自己血貯血、麻酔などについて医師の相談を受けて頂きます。(附載書類1と2を参照)
  • 手術前一日、主治医が病状の説明を行い、手術の内容や術後の注意事項を 説明致します。患者に手術同意書と輸血同意書に署名していただきます。 尚、看護師より絶飲食時間を説明致します。(附載書類3を参照)
  • 手術当日、まず静脈点滴注射システムを確認し、適切な時間に患者を手術 センターで待機させ、手術部位や手術法などについて、最終確認を行います。
  • 麻酔後、感染予防のため、抗生物質の投与を行います。脊椎麻酔法を採るのが原則ですが、場合によって全身麻酔を行うこともあります。
  • 手術時間は約2時間です。
  • 手術後、痛みを緩和するのに、PCIP(痛み緩和装置)の使用は可能です。 術後、関節内に出血が生じることが予想される場合、関節内にドレーン (貯留した血液を抜く管)を留置する場合があります。

入院必要日数&回復必要日数

  • 入院必要日数は八日間。この期間において、傷口を処置するほか、リハビリ治療も実施されます。傷口が癒着し、抜糸し、膝関節の可動域が90度に達した次第、退院できます。
  • 退院後、歩行器やT字杖を頼りに、患者自身が家でリハビリを続けることをお勧めします。約四~六週間後、輔助無しで、自由に行動できます。

潜在的リスク
  • 麻酔リスク:心臓、肺部、脳部など、手術部位に直接な関連がなくても、手術による起こすリスクがあります。
  • 手術時のリスク:手術を行う以上、予想されない神経や血管の損傷を与える ことがあります。
  • 手術後のリスク:傷口が感染された場合、傷口周囲の皮膚の壊死をもたらす ことがあります。また、リハビリが十分なされなかった場合、関節可動域 制限(膝を伸ばせられない、曲げられない)などの症状を引き起こすことがあります。
  • 長期使用後のリスク:人工関節の磨耗(磨り減り)、遅発性緩め(感染や 非感染によるもの)などの症状が現れることがあります。 (附載書類4と5を参照)


人工膝関節全置換術のための入院治療注意書き

人工膝関節全置換術に入院日数は八日~十日を必要とします。入院期間に行われる治療は下の通りです。
  • 手術当日と入院日
    • 血液、心電図、胸部X線などの検査を行います。
    • 絶飲食(食物と水を含め)6~8時間後、手術を行います
  • 手術後当日から退院日まで
    • 下半身麻酔:術後8時間内、臥床していただきます。医師や看護師の指示に従って飲食摂取が可能となります。(摂食前、少し水を飲み、違和感がなかった場合、摂食を進めます。)また、食物による喉詰まりのないように、十分ご注意ください。
    • 傷口処置:手術後三日目より、毎日医師や看護師により手当て用品の取換えをし、傷口癒着具合をチェックします。
    • 痛みを緩和するために、内服鎮痛剤が投与されます。また、感染予防のために、手術後三日間、抗生物質を投与します。
    • 退院日に傷口癒着具合が順調で、傷口処置を行った後、違和感が無かった場合、退院となります。
    • 退院後、患者自身で具合をチェックするようにしてください。熱が出たり、傷口が腫れたり痛んだりして、或いは膿性粘液が分泌されたりした場合、早めに再検診をお行いください。
  • 定期的に回診することを忘れずに


人工股関節全置換術のための入院治療注意書き

人工股関節全置換術に入院日数は八日~十日を必要とします。入院期間に行われる治療は下の通りです。
  • 手術当日と入院日
    • 血液、心電図、胸部X線などの検査を行います。
    • 絶飲食(食物と水を含め)6~8時間後、手術を行います
  • 手術後当日から退院日まで
    • 下半身麻酔:術後8時間内、臥床していただきます。医師や看護師の 指示に従って飲食摂取が可能となります。(摂食前、少し水を飲み、 違和感がなかった場合、摂食を進めます。)また、食物による喉詰まりのないように、十分ご注意ください。
    • 傷口処置:手術後三日目より、毎日医師や看護師により手当て用品の取換えをし、傷口癒着具合をチェックします。
    • 痛みを緩和するために、内服鎮痛剤が投与されます。また、感染予防のために、手術後三日間、抗生物質を投与します。
    • 退院日に傷口癒着具合が順調で、傷口処置を行った後、違和感が無かった場合、退院となります。
    • 退院後、患者自身で具合をチェックするようにしてください。熱が出たり、傷口が腫れたり痛んだりして、或いは膿性粘液が分泌されたりした場合、早めに再検診をお行いください。
  • 定期的に回診することを忘れずに

人工関節置換手術同意書

基本資料
患者氏名:  
患者生年月日 :  
患者病歴番号 :  
手術担当医師名前:  
これから受ける手術(医学名称がご存知のない場合、簡単な説明が必要)
1. 疾患の名称:左、右、膝、股、肩、肘、関節
  □ 退化性関節炎
□ 類リューマチ性関節炎
□ _____________
2 手術名称:
  □ 人工膝関節全置換術
□ 人工膝関節全再置換術
□ 人工肘関節全置換術
□ 人工股関節全置換術
□ 人工股関節全再置換術
□ 人工肩関節全置換術
□ 人工関節半置換術(膝、股、肩)
□ その他__________________-
3 手術に勧められた理由
 
医師による声明
1 可能範囲内で患者が理解できる方式により、手術に関するさまざまな情報 を提供し、説明しました。特に下記事項についてです。
  □ 私は手術を行う理由、手術の手順と範囲、手術に伴うリスク及び成功率、 輸血可能性などについて詳しく説明いたしました。
□ 私は手術による予想されない合併症の可能性及びその可能限りの対処法を説明いたしました
□ 私は手術を受けない場合の影響及び可能なほかの治療法を説明致しました。
□ 私は手術後に予想可能な一時的或いは永久的な症状が現れることを説明いたしました。
□ 私は手術に関する内容説明の書類は皆患者に渡しました。
2 患者に十分時間を与えて、今回の手術について患者からの疑惑を解答し、相談を受けました。
  (1)_________________________________________
(2)_________________________________________
(3)_________________________________________
手術担当主治医署名
  日付:  年  月  日
 時間:  時  分
 
患者による声明
1 医師の説明により今回の手術の必要性を十分に納得し、その手順や それに伴うリスクや成功率などに関する情報も理解できました。
2 私は医師の説明により、別の治療法を採る場合のリスクが分かりました。
3 私は医師の説明により、術後に予想されない可能な症状の現れや手術を 受けない場合のリスクが分かりました。
4 私は手術を行う以上、場合により輸血が可能となることが分かりした。 私は輸血に□同意 □不同意。
5 私は自身が受ける手術や治療法などについて、自身が抱く不安や疑惑を医師に相談した後、納得できるご説明をして頂きました。
6 私は手術において、治療上の必要性として器官や組織を切除されることが あり、しかも検査報告をするため、病院側は切除された器官や組織を保存し、一定期間後それを合法的に妥当に処置することが分かりました。
7 私は今回の手術は目下において最も正しい治療法であることが分かりました。その上、今回の手術で必ずしも病状が改善されることが保証されないことも理解できました。
私は、上記内容の説明をうけ手術、検査に同意しました。
同意書に署名する人::                        その間柄:患者の 住所:                  電話: 日時:   年   月   日      時間:   時   分
立会人:                      署名: 日時:   年   月   日      時間:   時   分
 
附載:
一般手術におけるリスク
1 局部麻酔以外の手術は肺臓の一部分が陥没し、機能喪失可能となります。そのため、胸部感染率が高くなるので、抗生物質の投与や呼吸治療を行うことがあります。
2 手術後に関節内水腫や血腫、疼痛が生じる事があります。また、肢手術全般の合併症として血栓症(血管内で固まった血液)やそれらの血栓が飛んで肺の血管を詰まらせる肺梗塞などが生じる可能性が有ります。この肺梗塞は致死的な状態に陥る恐れがありますが、まれにしか起こらないケースです。
3 心臓が大いに圧迫をこうむるため、心臓発作を起こし,脳卒中をもたらす恐れがあります。
4 医療機関や医療者側は患者の治療や手術に最大限の努力は致しますが、 手術は必ずしも成功するものだとは限りません。予測できない事故が生じ、死亡に至る場合もあります。
患者が手術を受けるときの危険因子
  □ 高齢患者(>65歳)
□ 糖尿病
□ 麻酔
□ 心臓血管疾患
□ 肺機能不良
□ その他______
□ 肝機能不良
□ 腎機能不良
手術後に可能な合併症
  □ 肺炎
□ 深部感染
□ 血栓性静脈炎
□ 傷口感染、引裂き、出血、壊死
□ 神経損害
□ 埋め込み装置周囲骨折
□ 関節可動域制限症状を引き起こす
□ 関節不安定(脱臼)
□ 下肢長不等
□ 埋め込み装置が緩めて、不安定になる
□ その他 ________
手術後の処置:
  □ 有効深呼吸
□ 早期の病床離れ(手術後翌日)
□ 痛みコントロール及びその対処
□ 傷口処置
□ 蒸気吸入
□ 医師の指示なしで、飲食摂取は禁止
□ ドレーンの手当てをする(□尿管、傷口のドレーン挿入)
□ リハビリ治療
□ その他________________


人工膝関節置換術後の注意事項

  • 手術後の状況
    • 手術の時、腰椎麻酔を行うので、手術後の8時間はベッドで横にならなければなりません。なおその時枕は使うことができません。
    • 手術の部位はガーゼと伸縮包帯をあて、排液管を装着しドレナージの処置をして、傷口の血液を排出します。2、3日後出血の状況によって、排液管を外すかどうか決定します。
    • 麻酔薬の効果がなくなった後、痛みを感じることがあります、その時は、深呼吸をして筋肉をリラックスさせて痛みを減らすことができます。必要な場合、鎮痛薬の投与を要求することもできます。痛みが緩和できない場合、自費でPCAを使用する(患者自身で鎮痛剤をコントロールする)こともできます。
    • もし、特別な指示がなければ、完全に目が覚めた後、少し水を飲むことができます。時には麻酔薬と鎮痛剤の作用で嘔吐を催す可能性があり、その場合は、暫く飲食をせず、吐き気がしなくなった時に飲食してください。
    • 傷口の腫れや痛みを減らし、出血を予防するために、看護婦が傷口を冷やすことがあります。
    • 膝が自然に屈曲するような姿勢になるように看護婦が枕を膝の下に置きます。
    • 手術後、傷口がちくちくしたり腫れたりする場合は、すぐに看護婦や医師に伝えてください。
  • 手術後のリハビリテーション
    • 1. 医師の指示によって、通常手術後の二日目から、看護婦は手術の部位の伸展運動をするために「CPM」の使い方を指導します。まず40~50度から始めて、膝関節の屈曲できる角度が90度以上になるまで、毎日5~10度ずつ増やしていきます。
    • 2. 始めの時は、痛みを感じるかもしれませんから、慣れるまで機械の運転を遅めにし、屈曲する角度を小さめにします。もし、劇痛や不快な情況がありましたら、すぐ機械を止めて、看護婦に知らせてください。
    • 手術後の運動:
      • 手術後、できる限り足の指と足首の運動を始めてください。
      • 正常な(手術をしていない方の)関節の運動は影響されず、普段と同じように動かす事ができます。
      • 大腿四頭筋伸展運動:手術後の翌日から始めます。
      方法:横になって、手術の部位を伸展し、力を使って大腿筋肉を収縮させて、膝関節の後ろをなるべくベッドに押し付けるようにして、5秒間維持してください。
    • 足首の運動:手術後の翌日からはじめます
      方法:横になって、手術の部位を伸展して、足の底を上下に踏んだり回したり、およそ5分間運動してください。
    • 足を上げる運動:手術後の三日目から始める。
      方法:横になって、両足を伸ばし、手術をして方の足を5秒間上げてから下げてください。そして、5秒間休んでから、同じ動作を繰り返してください。
    • 6. 膝関節を曲げる運動と伸展運動:手術後の三日目から始める。
      方法:両足をベッドの横に移動し、両足をベッドから下ろした自然な状態で屈曲してください。慣れたら手術をした方の足の膝を下に押しやるようにしてください。10秒後に力を抜きます。8~10回やってください。
  • 在宅看護の注意事項:
    • 帰宅後、やり続けるべき運動:大腿四頭筋運動、足首の運動、足を上げる運動、膝関節を曲げる運動。
    • 帰宅後、転ばないように歩行器やT字杖を使用して歩行してください。
    • 抜糸をした後、お風呂やシャワーを使うことはできますが、転ばないように気をつけてください。傷口が濡れないように気をつけてください。もしなにか異常がありましたらすぐ来院してください。
    • 怪我とか過労を避けてください。
    • ウオームアップなしでの運動や過激な運動はやめてください。
    • 手術後の三ヶ月間は定期的に診察をして医師が正常に歩行できると判断できるまで歩行器を使用してください。
    • 長い距離を歩いた後、足が腫れるような情況があった場合は、歩行量を減らし、歩行した後は足を上げて、傷口を冷やしてください。
    • 毎日少しずつ活動量を増やしていき、毎回30分運動したら十分休みを取ってください。
    • 正常の活動量に達するまで、そして医者が認めるまで、車を運転することはできません。
    • 医師の指示をきちんと守ってください。
    • もう大丈夫と自分で思ったら仕事を始めることができますが、体が慣れるまで少ない仕事の量から始めてください。
    • 次のようなことは控えてください。ハーフスクワットをする、長い距離を歩く、重い荷物を持つ、階段を上る、山を登るなど。
    • 理想的な体重を維持してください。荷物を持つ時カート等を使ってください。階段を上る時、手すりを利用して膝の負担を減らしてください。
    • 風邪を引いた時、皮膚や他の部位の感染症がある時や歯科の治療を行う時、医師に人工関節置換術をしたことを申し出てください。医師は病状や治療の情況によって、抗生物質を使うかどうか判断します。
  • 次のようなことがありましたら、すぐ来院してください:
    • 炎症現象:手術の部位が赤く腫れて、滲出液があり痛みが激しくなったり、熱が出るなどの現象がある。
    • 激しい痛み。
    • 痛みや不快感で活動量を増やせない時。
    • 転んだり、怪我をしたり等膝関節を傷つけたとき。

人工股関節全置換術後の注意事項

  • 手術後の注意事項
    • 特別な指示がなければ、完全に目が覚めた後、少し水をのむことができます。吐き気がしなければ飲食できます。
    • 手術の部位を濡らさないように気をつけてください。もし出血があったら、すぐ医療スタッフに伝えてください。
    • 医療スタッフの指導によって、二時間ごとに体を寝返らせて、背部の皮膚の傷害を予防します。
    • 医療スタッフの指導によって、確実に深呼吸の咳運動を行って、痰を排出してください。それによって、肺の合併症を予防することができます。
    • 横になった時、両足の間に枕を挟み、両足を外側に自然に開く姿勢をとり、寝返りを打った時、両足の間の枕も挟んだください。
    • 傷口が痛いとき、医師の指示により鎮痛剤の投与をする事ができますが、深呼吸をして筋肉をリラックスさせる事で、痛みを減らすこともできます。
    • 十分な野菜と果物を摂取して、便秘を予防してください。
    • 手術後、すぐに大腿筋肉の収縮、膝関節、足首の伸展運動をしてください。
    • 手術後、痛みに耐えられる範囲で、歩行器やT字杖を使って歩くことができますが、手術をした方の足には完全に体重をかけないでください。
  • 手術後の三ヶ月内に注意しなければならない姿勢 関節が脱臼をしないように、以下の事を注意してください:
  • 在宅看護の注意事項:
    • 帰宅後、やり続けるべき運動:大腿筋肉運動、股関節伸展運動、足首伸展運動。
    • 2. 手術後の三ヶ月内に、歩行器やT字杖を使用して歩行してください
    • 3. 手術後の三ヶ月内は、車を運転をしないでください。
    • 4. 医者の指示をきちんと守ってください。ハーフスクワットをする、長い距離を歩く、重い荷物を持つ、階段を上る、山を登るなどのことは避けてください。
    • 5. 理想な体重を維持してください
    • 6. 傷口の周りが赤く腫れて、滲出液を排出したり痛みがはげしくなったり、熱が出たり、転んだりしたら、すぐ来院してください。
    • 7. 怪我、猛烈な運動は避けてください。もし、股関節の部位が激しい痛みを感じ、下肢が変形する、股関節運動で脱臼する可能性があるなどの情況があったら、すぐ医師に連絡してください。
    • 8. 手術後、他の病気で診療する時、必ず医師に人工関節置換術をしたことを申し出てください。医師は病状や治療の情況によって、最適な治療をするための選択及び判断をします。

     ご質問がありましたら、いつでもお問い合わせください。我々医療スタッフは心を込めて、適切かつ迅速な処理に努めてまいります。